夕方になると疲れ切ってしまううちの子と、夜まで頭が冴えているあの子の違いってどこにあるのかしら?
勉強をしていると、なんだかやる気が出ない、集中力が低いという悩みに直面します。
その原因は「決断疲れ」かもしれません。
決断疲れとは何か、どうすれば予防できるのかをこの記事では解説していきます。
いつも、夕方や夜になってくると集中力が落ちると悩んでいる人に、その理由と解決方法を紹介します。
LINEにTwitter、お友だち付き合いも大忙し!
実はその何気ない過ごし方が脳を疲れさせているかもしれませんよ!
それでは、今回も学んでいきましょう!今回学ぶ内容はこちら。
人は1日の決断回数が決まっている
人は毎日絶えず決断を繰り返しています。
しかし、人が1日に決断できる回数には上限があり、上限に近づくにつれて決断力が下がったり、集中力が低下することがわかっています。
朝起きてから絶えず決断を繰り返していると、脳には「決断疲れ」という現象が起こります。
朝は気分がスッキリしていて、勉強が捗っているのに、夕方に近づくにつれて判断力が低下してしまうことはありませんか?
その理由は頭の中で「決断疲れ」が起こってしまっているからなのです。
しかも、決断回数は勉強用とか、遊び用、日常生活用と分かれているわけではありません。
もしも、遊びや日常生活でたくさんの決断を消費していると、勉強をしようとしたときに決断力が弱くなって集中力が下がるという問題も発生してしまいます。
どうすれば頭をフレッシュなまま置いておけるかというと「”必要のない”決断の回数を減らす」ことです。
今からできる日常生活における「決断の回数」を減らすための方法をご紹介します。
決断の回数を減らすポイント
決断の回数を減らすためには、機械的に判断できる状況を作ることがおすすめです。
AかBかで悩むということをせずに、この場合はAを選ぶと決めておくのです。
・ルーティンかを進める
・生活パターンを減らす
・あらゆる選択肢を減らす
これらを実施すると1日のうちの決断回数は大幅に減らすことができます。
具体的にどうすればいいのかを紹介します。
生活のパターンを減らす
生活のパターンはできる限り減らすことがおすすめです。
パターンを減らすとはどういうことかというと、
家に帰った後、
・夕食→お風呂→歯磨き→勉強→寝る
といったふうにやることの順番を固定するのです。
すると毎日流れ作業で日常生活を送れるようになるため、貴重な決断回数を使わずに済むのです。
そして、次に実践して欲しいことが、ルーティン化です。
ルーティン化を進める
ルーティンというのは習慣のことです。毎日7時に起きて、7時10分に歯を磨く、7時15分から朝食を食べて、7時20分に着替えるといった具合です。
毎日ダラダラして、あれをしようかなぁ、やっぱやめようかなぁ。と悩んではいませんか。
悩むと言うことは、何も生まれないだけでなく脳の決断力を常に消費し続けるだけです。
毎日行うことで、自分が好きでもなんでもないことに「決断回数」を消費することは全く意味がないですよね。
ですから、毎日行うことは時間を決めて「ルーティン」として進めていきましょう。
あらゆる選択肢を減らす
選択肢を減らす上級者になってくると、毎日の食事も固定化します。
この先は趣味の領域になってくるので、やるかどうかはお任せしますが、どんなものかを紹介します。
例えば服を決めるという作業。
これも決断力を多く消費する作業です。
上下セットでお気に入りの組み合わせを決めておいて、それを決めるだけにする。
こんな具合です。
超上級者は靴下は一種類にしてしまうそうです。これは私も真似できていません(笑)
初めて入るお店のご飯も3秒以内にメニューを決める。
悩みそうならおすすめのメニューを頼む。
食券を売っているお店なら左上のものを押すという具合です。
コンビニでおにぎりをどれにするか悩むということも、脳の体力を消費しているのだそうです。
学食を利用している人は、「うどん」にする!など決め込んでおけばいいのです。
毎日同じものが嫌ならうどんとカレーを交互にするでもいいでしょう。(例です)
人間関係すら切ってもいい
コンビニのおにぎりを何にするのかを悩むくらいであれば、決断回数はせいぜい数回ですが、人とのコミュニケーションになった途端に決断することが多くなるので、あなたの決断回数は大量消費を始めます。
グループラインは諸悪の根源
海外の大学でネットを使ったコミュニケーションが人に与えるものを調べた研究報告があります。
メールチェックを1日数回に限ったグループと何回も行ってもらったグループに分けて検証し、集中力や決断力がどうなるのかを調べました。
メールのチェックを1日数回に制限したグループでは、決断力を夕方・夜まで継続して維持していたのに対して、1日に何回も行ったグループでは決断疲れを起こしており、集中力が低下し、正しい判断ができなくなるなど、脳が疲弊した状態になっていたそうです。
メールでの実験結果はLINEでも同じように当てはめることができます。
ましてや、メールよりもLINEは通知の回数が格段に増えていてどうでもいいことに気を取られる機会が格段に増えています。
相手のメッセージを読むと、相手は何を考えているか、どんなメッセージを送るか、他の誰かが送ってこないか、そもそも返信するかスルーするかなどを尋常じゃない回数繰り返すのです。
直接面と向かって話す時よりも気を遣うのではないでしょうか。
あなたの貴重な脳の決断回数を一気に消費してしまいます。
ですから、おすすめはLINEグループは通知を切ってしまうこと。
すると気が散ったり、決断力を消費しなくて済みます。
返信しない・既読をつけないことを友達に言われてしまうかもしれませんが、それは初めのうちだけ。
返信・既読が遅い人であるというキャラクターをつけてしまえばこっちのものです。
安心してください。これをやっても友だちがなくなることはありません。
SNSも時間と回数を決める
LINEを切るのが難しいという人は、SNSの通知を切ってみましょう。
Twitterやインスタグラムも決断回数を多く使います。
投稿しようとするときは、どんな文章を書くのか、どんな写真を使うのか、そして写真をどう編集するのかを決断します。投稿した後も、いいね!を貰えたか、何人に見てもらえたかが気になります。
見ているだけでも、どんどんタイムラインに新しい投稿が流れてきて、ダラダラ見続けてしまいます。
しかも、これらはアプリとしてスマホのホーム画面に堂々と存在していて、通知のバンバン出してきます。
指一本タップするだけで、その情報にアクセスできます。
もはや、気にするなと言う方が無理です。
とりあえず通知は全て切る。ここから始めましょう。
TwitterやInstagramは即返事を求められないSNSですから、大丈夫ですよね。
有名な元ホスト界の帝王「Roland」さんは、1日のTwitterの使用時間をなんと1分間に制限しているのだそうです。iPhoneに標準搭載されているスクリーンタイムの機能を使われていました。
LINEは知っている人とのコミニュケーションをメインにしますが、TwitterやInstagramの投稿は知らないひとに向けてするものです。
ですから、LINEで既読無視をするような罪悪感は抱かないでしょう。
もしも、TwitterやInstagramで拡散力を身につけたい、インフルエンサーになりたいのであれば、注目している人のツイート以外は全てミュートにして、1日の終わりにまとめてチェックするようにしましょう。何事も時間を制限することが肝心です。
まとめ
今回は、人は決断できる回数が限られているからこそ、勉強に当てる脳の決断回数を増やすことが重要というお話でした。
決断は大きなものから小さなものまでいろいろありますが、1回は1回です。
日常生活でストレスなく削減できるもの、人とのコミュニケーションでたくさんの決断回数を消費してしまうものなどがありました。
今回紹介したものは簡単にできるものから、極端に難易度が高いものまで振り幅広めに紹介しました。
一番初めにやって欲しいものは、LINEグループの通知を切ることです。
その次にTwitterとInstagramの通知を切りましょう。
スマホ関係が整えられたら、日常生活をルーティン化しましょう。
朝の準備と、夕食・お風呂あたりはルーティン化しやすいのでおすすめです。
そうすれば、遊び・人間関係・日常生活における決断回数はお大幅に減り、勉強に割り当てられる決断回数を増やすことができるでしょう。
ぜひ、あなたの貴重な「決断回数」を大切にして、勉強への集中力を高くしていきましょう。
物事を決断することを勉強用に取っておかないといけなかったんだね!
まずはスマホの通知設定を見直すことから始めてみよっと!
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