
こんにちは、カジきたです。
今回は 「中学受験を控える小学生の国語の成績をどう伸ばすか」 について特集します。。
国語はすべての教科の土台となる大切な科目です。読解力が身につけば、算数・理科・社会の学習にも大きなプラスとなります。ここでは、成績アップのために押さえておきたい 4つのポイント をご紹介します。
1. 語彙力を増やす
語彙力が点数に直結する理由
国語の成績に最も大きく影響するのが「語彙力」です。
知っている言葉が多いほど、文章を理解するスピードと精度が上がります。逆に少ないと、説明文や物語文でつまずき、記述問題でも表現できないという事態に陥ります。
具体的な影響
- 説明文:難しい言葉に引っかかり、内容理解ができない
- 物語文:登場人物の心情を読み違える
- 記述問題:「具体と抽象の書き換え」ができず、字数制限に対応できない
語彙を増やすおすすめ教材
- 『ふくしま式 小学生が最初に身につけたい語彙200』
- 『ふくしま式 本当の語彙力が身につく問題集』
この2冊を段階的に取り組めば、心理・時間・空間・目的など幅広い語彙を効率的に身につけられます。

2. 音読で読解力を鍛える
「音読=低学年向け」ではない!
音読は小学校低学年だけでなく、 高学年・中学受験生にも効果的 です。
中学受験で出てくるような長文問題こそ、自宅など声が出せる環境では音読をしてみましょう。なぜなら音読には以下のようなメリットがあるからです。
音読のメリット
- 文章を飛ばさず読む習慣がつく
- 漢字の読みを確実に覚えられる
- 文章の理解が深まる
実践のコツ
- 最初は「親が読む → 子が追いかけて読む」追い読みからスタート
- 慣れてきたら自分で文章を見て音読
シンプルですが、確実に読解力の底上げにつながります。
3. 文法を体系的に学ぶ
文法は小学校では扱いが少ない
小学校の授業で文法を学ぶ時間はごくわずか。
しかし、中学受験では文法問題を出す学校が多く、専用テキストでの対策が必須 です。
学習の流れ
- 中学生レベルの文法知識をテキストで習得
- 問題集を解いて「使える文法力」をつける
- 塾の教材をパーフェクトに仕上げ、市販教材も活用
文法は積み重ねの学習なので、早めに基礎を固めると大きな武器になります。

4. 漢字は「声に出して覚える」
書くだけの暗記は効率が悪い
「毎日10個ずつ書く」ような学習法は負担が大きく、覚えきれない子も多いです。
ただし、書くだけではなく、書くのに加えて「あること」をすれば効率が上がり覚えやすくなります。
効率的な覚え方
- 声に出しながら覚える
- 暗記ペンや赤シートを使い「隠す→確認→声に出す」
- 書き取りは最後にテスト感覚で行う
まずは「90点」を目標にし、完璧を目指しすぎないことが継続のコツです。
この方法は中学以降の英単語や古文単語学習にも応用できます。
模擬試験の活用法
受験生に欠かせない模擬試験。結果をただ見て一喜一憂するのではなく、次の点を意識して活用しましょう。
チェックすべきポイント
- 空欄をなくす:選択問題は必ず埋める
- 基礎問題を落とさない:漢字・四字熟語・大問1は得点源
- 復習を徹底する:間違えた問題を解き直し、次につなげる
- 時間配分を意識する:どの大問に何分かけたかを記録

模試を「解きっぱなし」にせず、学習の材料として徹底的に活かすことが重要です。
まとめ
国語の成績を上げるために押さえておきたい4つのポイントは以下の通りです。
- 語彙力を増やす
- 音読で読解力を鍛える
- 文法を体系的に学ぶ
- 漢字を声に出して覚える
国語力はすべての教科に通じる基盤です。

保護者の方はお子さんの学習習慣を支え、モチベーションを保てるようにサポートしてあげてください。継続すれば、必ず中学受験での大きな力になります。

それでは、これからも学んでいきましょう!


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