入試まであと1ヶ月を切ったんだけど、何をすればいいかわからない…。気持ちが落ちていかなければいいんだけど。
中学受験は1月中旬、高校受験は2月上旬から始まります。そろそろ1ヶ月を切った時期だけど、今からなにをしようかなぁ。
直前だから、難しい問題ばかりをやり込もうかなぁ!
質より量はもうやめよう
入試直前のこの時期になったら、質より量といった戦略のない学習はやめましょう。
この時期になったら、網羅的な学習よりも出る確率の高い問題ばかりに取り組むのです。
では、どのようにしてやる問題を絞り込めばいいのか深掘りしていきましょう。
過去問を使ってやることを絞る
何をもってよく出る問題であるかを判断するかというと、「過去問」です。
過去問はすでにこの時期だと終わっているか、もうすぐ終わる状態でしょう。その中で間違えた問題、そしてその類題に集中して取り組むのです。
5年分ほど過去問に取り組んでいると、
- 出題形式
- 出題傾向
- 大問の数
などが見えてきます。
中学受験数学で言うと、立体図形が毎年出ているな、とか、n進数の問題が毎年出ているなぁ、などと見えてくるのです。
もし見えていないのであれば、受け身で過去問を解いているだけかもしれません。
今一度、学校はどんな問題を出したがっているのだろうか。という目線で問題を見つめ直しておきましょう。
無視出来ないこと
これまで、勉強の仕方について書いてきましたが、実は1番大切なことは他にあります。
入試が近づいてきたときに、重視しなくてはいけないことはなんでしょうか。
読解力?暗記力?語彙力?
先ほども書きましたが、そういった学力面ではありません。
学力面も最後の1ヶ月爆発的に伸びますが、それ以上に大切なことがあります。
それは、メンタルと体調です。
学力は今までの1年や2年と言った年月を使って積み上げてきました。それらは、急に忘れたり、計算できなくなったりすることはありません。
しかし、メンタルや体調は1ヶ月をいう短い時間で簡単に崩れてしまいます。
それでは、メンタルと体調を崩してしまう、やってはいけない2つのことをチェックしていきましょう。
やってはいけないこと
やってはいけないことは、山ほどありますが、その中でも特に重要な2つのポイントについて考えていきましょう。
生活リズムを崩す
生活リズムとは、主に睡眠時間のこと。
睡眠時間は人間の生活の大部分を支配しています。
受験対策に打ち込めば打ち込むほど、自分の抜けている部分が見えてきて不安になってきます。すると、勉強時間を確保するために、寝る時間をどんどん削る。
あなたのやる気に反して、睡眠時間を削ることは勉強効率を大幅に下げてしまいます。
人間という生物にとって、勉強をするという欲求よりも、睡眠をするという生命維持の欲求の方が上位に位置します。
ですから、睡眠不足であれば勉強など身につかないのは火を見るよりも明らかです。
生活リズムが崩れたまま入試当日になってしまい、試験中に頭が回らないなんてことはあってはなりません。
超難問に挑戦する
超難問に挑戦すると言うのは、入試直前にありがちな失敗です。超難問というのは、あなた(のお子さん)がどんなに考えても鉛筆が動かないもの。
勉強のペースが悪くなるというデメリットがありますが、それ以上に大変なデメリットがあります。
お子さんの解ける問題を大幅に上回る問題を解くことは入試直前に限っては、かなりのマイナスになります。
なぜなら、モチベーションを大幅に下げるから。
1問くらい難問に直面したとしても、差し支えありませんが、何問も同じような状態になっていると入試当日の自分に重ねてしまいモチベーションが下がるのです。
モチベーションが下がると、他の問題を解く気力もなくなる。合格をイメージできなくなる。
超危険です。
まとめ
今回は入試1ヶ月を切ったときにやるべきこと、やってはいけないことを特集しました。
入試直前はメンタルと生活習慣を大切に、解く問題を厳選して取り組むようにしましょう。
どんな問題をやればいいのかわからない時は間違いをチェックしてみましょう。
その間違えている中で最も簡単なものを、正解に転じることができるような学習を進めていきましょう。
あと1ヶ月のこの時期につい難しい問題ばかりやっちゃいそうだった!
モチベーションを落とさないように最後まで突っ走るぞ!!