お子さまは「数学や理科が好き!だけど、国語は苦手」というタイプではありませんか?「理数系が好きかも」と思われたお母さまへ気にして欲しいことがあります。
理系=国語は適当でいい という勘違い
それは、「理数系に進むから、国語はいいか」と思わない様にすることです。
国語を甘く見ると、理数科目で今は得点が取れていても、将来ダウンすることが多いのです。
なぜなら、進学進級すると問題は難しくなり、読解力が不可欠だからです。
素早くこの内容を見れるYouTube動画もあります( ^^ )
理系こそ国語力が要求される場面がある
理系に進学するためには、文系進学者に比べて高度な数学を扱う必要が出てきます。
数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲといった文系では履修しない教科も履修し、入学試験で利用する必要が出てきます。その中には、答えがノート半ページを丸々使うような難問もあります。
数式は、数字の羅列のようにも見えますが、実はれっきとした言葉です。数式とは、言葉と同じで文脈があり、作文をするように論理立てて書かないと意味が通りません。
さらに、大学に進学すると論文作成も課され、より高度な読解・文章力が必要です。特に、数学や理科が好きなお子さまこそ理系に進学すれば、必ず論文作成があります。
うちの子は国語が弱い…。理系に進ませたい!どうしたらいいの?!
理系志望で国語力が足りなくてお困りの方に、国語力をつけ成績をアップさせる方法を2つ紹介します。
人に説明できてこそ、理解。
1つ目は、文章題で間違った際に親御さんが質問すること。一言、「この問題は何を聞いていて、何を回答するの?私に説明して!」です。
人に説明しようとすると、問題の意図を理解するレベルまで文章を読込みます。この習慣で問題を読込むクセが付きます。
また、人に説明すると記憶にも強く結びつくようになるので、大切な物事の暗記にも最適です。
頭の良い人はみんな読書をしている
2つ目は、読書です。国語力が不足している原因の1つは、読む力の不足です。理数科目の問題文は、せいぜい2~3行です。本を読めれば、問題は軽々読める様になるでしょう。
現在活躍している経営者の人や、文化人、スポーツ選手に至るまで、成功している人はみんな読書をしています。
全人口のうち、月に1冊でも本を読んでいる人は10%もいないそうです。
つまり、読書をするだけで、上位10%入りも夢ではありません。
まずは、本屋さんに連れて行ってあげよう!
図書館や学校な図書室もいいけれど、1冊目はお子さんに買ってあげましょう。しかも、お子さん自身に中身を見てもらって気に入ったやつを手に入れるんです。
もちろん、ブックオフでも構いません。お子さん自身が中身を見て、欲しいと思った本が1番です。
今度の休みには、本屋さんに一緒に行って、本を選んでもらってみてはいかがでしょうか?
追記 文法と漢字の問題で間違ってるのは、勉強量が足りないだけ。
ひとつ、付け加えでお話を。
文法と漢字の問題で点が取れていないお子さま、特に中学生は勉強量が足りません。
簡単なルールを覚えられていないだけなので、国語力がどうこうとの関連性は低いです。
文法問題で点を落としているお子さまは、まずはテスト勉強をしっかりと行いましょう。
読書で読解力をつけるのはテスト直前ではなく普段から行うことが大切です。