学校での発表が上手くなる!プレゼンテーション上達のコツ

学期末の発表、グループワークでの報告、課題研究の発表など、学校生活には「人前で話す機会」が意外とたくさんあります。うまくプレゼンできたら自信につながるし、聞き手にも伝わりやすくて結果も良くなります。ここでは、発表の成功率を高めるための具体的な「コツ」を、わかりやすく紹介します。

ぜひ、次の発表に活かしてください。

今回は、学校での発表が上手くなる!プレゼンテーション上達のコツを特集します。

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この記事を書いているのは?

カジきた先生

京都で小中学生向けの超少人数学習塾「カジきたラボ」幼児教育「カジきっず」を創業した現役講師であり経営者。2児の父でもあり、教育現場と子育ての両面から自ら学ぶ子を育てる教育を追求している。

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プレゼンテーションが上達して見えるコツを教えて欲しいなぁ!

<この記事で必ず押さえたい3つのポイント>
  • 慣れるまでは原稿を必ず使い、練習をとことんする。ぶっつけ本番でうまくいくのは場数を積んだ人だけ。
  • パワーポイントなどでスライドを作る場合、1スライド1テーマにする。文字の多いスライドは見られない。
  • プレゼンは“プレゼント”。聞いてくれている人に対して目を配り、反応を見ながら話せるようになれば一皮剥けたプレゼンができる。

1.原稿&練習を徹底せよ

発表の段階で練習が足りないと、「頭が真っ白」「何を言おうとしていたか忘れた」というアクシデントが起きることがあります。特に学校の発表では時間も限られていますし、聞き手(先生・クラスメイト)に「何を伝えたいか」が明確に届くことが大切です。ここで、まず理解しておきたいのが:

  • 「慣れるまでは原稿を必ず使う」ということ。手元に発表の流れを書いた原稿を用意し、自分の言葉で読めるようにしておきましょう。
  • 「練習をとことんする」こと。声に出して読んで、発表の時間を計って、鏡やスマホで自分の姿をチェックしてみてください。
  • ぶっつけ本番でうまくいくのは、場数を積んだ人だけと心得ましょう。初めての発表や緊張する場では、準備がカギです。

具体的には、次の流れがおすすめです。

  1. 発表内容を構成し、原稿案を書く。導入→本論→結論という順序を基本に。
  2. 原稿をもとに声に出して読む。一回目は時間を測らず、二回目以降は“制限時間内”に収まるかチェック。
  3. 発表する場を想定して、鏡を見ながら/スマホで録画して自分のジェスチャー・話すスピード・目線を確認。
  4. 内容や言い回しで気になるところがあれば修正し、再度読み直し。できれば発表直前にも少し目を通す。

このように練習を重ねれば、「何を話すか」が頭に入ってくるので、多少のハプニング(プロジェクターのトラブル、マイク無し、教室の騒音など)にも柔軟に対応できます。逆に、原稿も練習も無しで当日を迎えると、聞き手の信頼を得にくく、内容もぼやける可能性が高まります。

2.スライドを使うなら“1スライド1テーマ”を守る

近年、多くの学級・授業で Microsoft PowerPoint や Google スライド を使った発表が当たり前になっています。スライドを使うことで視覚的な補助ができ、発表内容が伝わりやすくなる反面、逆にスライドが“文字でぎっしり”になってしまうと危険です。

ここで守ってほしい大原則が:
「1スライド1テーマ」です。

  • スライドあたりに複数の異なるテーマ(例:原因・対策・予算など)を詰め込むと、見る側が混乱します。
  • 文字が多すぎるスライドは、聞き手がスライドを読んでしまって“あなたの話”を聞かなくなります。つまり、あなたの発表が“無音の読み上げ”になりがちです。
  • スライドは“補助資料”。メインは「あなたが話す内容」。だから、シンプルかつ視覚的に伝わる作りが望ましいです。

スライド作成の際、意識すべきポイント:

ポイント内容
スライド枚数発表時間が5分なら、枚数は7〜10枚くらいが目安
文字量一行に5〜7語、1スライドに3〜4行程度を目安に
フォント・色使い読みやすさ重視(背景と文字色のコントラストを確保)
視覚素材グラフ・写真・アイコンは使えるなら活用して、視線を誘う

例えば、「発表の目的」というテーマなら、スライド一枚に「発表の目的:○○を明らかにする」「背景:□□」などを二分割せず、一枚でひとつのメッセージに絞り、発表者としてその背景や補足を口頭で説明する方が効果的です。

3.“聞き手”に目を配る。プレゼンは“プレゼント”だ。

発表で良くある失敗のひとつに、「ただスライドを読み上げて終わる」というものがあります。話している側は“内容を伝えよう”として精一杯ですが、聞き手にとっては「聞く側の気持ち」が置き去りになってしまうこともあります。ここで大切なのが:

「プレゼンは“プレゼント”」という意識です。つまり、聞いてくれている人に価値(=分かりやすさ・興味・納得)を届けるという気持ちを持つことです。

具体的には:

  • 話している時、クラスメイトや先生の方を“適宜”見て、反応を確認。目を配ることで、興味が失われていないか、置いてきぼりになっていないかを察知できます。
  • 聞き手がうなずいたり、首をかしげたりしていたら、少し立ち止まって「この点、もう少し説明しますね」とフォローできる余裕を持ちましょう。
  • 声のトーン・スピード・間(ま)を意識。早口だと聞き手が追いつきません。逆にゆっくりすぎると眠くなります。「少しゆっくり目」くらいがちょうどいいです。
  • ジェスチャーや表情を使って、聞き手を引き込みましょう。無表情・棒読みは避けたいところです。

このように“聞き手を主体にした発表”ができる人は、内容が同じでも印象がぐっと良くなります。実際、先生やクラスメイトの反応も「話し手を見ている/聴衆に配慮している」と感じると、興味を持たれやすくなるという声も少なくありません。

まとめ:実践してレベルアップしよう

ここまで、学校での発表が上手くなるための3つの大切なコツを挙げました:

  1. 原稿を作って、練習を徹底する。ぶっつけ本番でうまくいくのは場数を積んだ人だけ。
  2. スライドを使う場合は「1スライド1テーマ」、文字の多いスライドは見られないという認識を持つ。
  3. 発表は“プレゼント”。聞いてくれている人に目を配り、反応を見ながら話すことで、一皮剥けたプレゼンができる。

これらを意識して、次の発表に向けて準備を進めてみてください。例えば、発表のテーマを決めたら、まず原稿をざっと書き、スライド案を出し、声に出して通してみる。友だちや家族に聞いてもらってフィードバックをもらうのもおすすめです。

練習を重ねるごとに、「あ、これなら大丈夫だ」と思える瞬間が必ず来ます。そして、その安心感が「聞き手にも伝わる自信」につながります。準備をして「今日はいい発表だったね」と言われることを目指して、ぜひ挑戦してください。応援しています!

プレゼンや発表って人前で話さなくちゃいけないし、とっても緊張するなぁ

ちょっとしたコツを押さえるだけで、他の人より一歩抜きん出た発表ができるようになるよ!

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