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「勉強は量が大事? それとも質が大事?」
多くの保護者の方が一度は悩んだことのあるテーマではないでしょうか。
しかし、実はどちらか一方を極めるよりもずっと大切なものがあります。それが
です。
この「継続」の力が、どうして子どもの学力と未来を大きく左右するのか、具体的な理由とともにお伝えします。
1. 「量」でも「質」でも続かなければ意味がない
勉強時間を増やす「量の学習」。
効率的に進める「質の学習」。
■ 一歩踏み込んで考えてみましょう
どちらも大切に思えますが、実際の成績アップに直結するのは「続けられるかどうか」です。
一時的に頑張って、英単語を100個一気に覚えたとしても、数日でやめてしまえば知識は定着しません。
毎日10個ずつ10日間続ける
この「少しずつ、でも続ける」という積み重ねの方が、脳に記憶が残りやすくなります。この継続こそが、最も強い力になるのです。
2. 継続は“学力の貯金”になる
勉強の成果は、目に見える形で現れるまでにタイムラグがあります。多くの子が途中で「結果が出ない」と感じてやめてしまうのは、このタイムラグがあるからです。
でも、安心してください。続けている間にも確実に“学力の貯金”はたまっています。
項目 | 成果の目安 |
---|---|
毎日20分の計算練習を続けた場合 | 1か月後: 10時間分の練習 |
半年後: 60時間分の練習 | |
1年後: 120時間分の練習! |
「1日10分でいいから続けよう」と思えるかどうかが、やがて大きな差を生むことになります。
3. 続けるためのコツは「小さく始める」こと
継続が大切だと分かっていても、続けることが一番難しいですよね。
そこでポイントになるのが、「小さく始める」ことです。
- 🙅♀️ 「1時間勉強する!」
- ✅ 「5分だけ机に向かう」から始める
最初から大きな目標を立てると、始めること自体が億劫になりがちです。
(実際にカジきたラボでも、最初は短時間での集中を習慣化させる指導を行っています。)
“勉強を始める”ことのハードルを下げると、自然と勉強時間が増えていくのです。
また、継続を習慣化させるコツは、「できた自分を認める」こと。カレンダーに○をつけるだけでも、子どものモチベーションは大きく変わります。
4. 継続がもたらす“自信”という副産物
継続にはもうひとつ、大きな価値があります。それは、「自分にもできる」という自信が身につくことです。
たとえ1日10分でも、3か月続けられた子は、「自分はやればできる」という自己肯定感を得ます。
この自己肯定感こそが、すべての学力の土台になります。
- 勉強を続ける力
- 困難を乗り越える力
- 新しいことに挑戦する力
これらすべては、 “継続の経験” から育まれるのです。
5. 親ができる「継続サポート」3つの工夫
子どもが継続できるようにするために、保護者の方ができる工夫をご紹介します。
📌 親の継続サポート術
-
結果より過程をほめる
「テストで何点取ったの?」よりも「毎日コツコツ続けているね」と声をかけることで、努力が報われる感覚を育てます。 -
環境を整える
机の上を片づける、静かな時間を作るなど、勉強しやすい環境を整えることも、大切なサポートです。 -
一緒にスケジュールを立てる
親子で「今日はここまでやろう」と決めるだけでも、達成感が共有できます。
6. 継続が生む「量」と「質」の相乗効果
面白いことに、継続を続けると、自然と「量」も「質」も上がっていきます。
毎日10分でも続けていると、学習に慣れてスピードが上がり、内容理解も深まるため「質」が上がります。結果として、同じ時間でもより多くのことを学べるようになります。
つまり、「量か質か」という議論の答えは、
だったのです。
7. 継続の力を信じて
子どもの学びは、長い道のりです。ときには進んでいる実感が持てない日もあるでしょう。
でも、今日の10分が、明日の自信につながり、その積み重ねが「できる子」をつくります。
継続は力なり。
一歩ずつ、着実に進むことこそ、子どもを最も遠くまで連れていく力です。
お子様の「継続力」を信じて、サポートしていきましょう。
【まとめ】継続こそが成長のカギ!
- 「量」でも「質」でもなく、「継続」が学力アップの鍵。
- 小さく始めて、続ける習慣を身につける。
- 継続は“自信”と“成長”を生む最高のツール。
- 親のサポートで、継続できる環境を整えよう。






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