【高校入試】入試のプレゼンと質疑応答の極意【大学入試】

入学試験にプレゼンテーションとその質疑応答があるパターンが近年増えています。

中学受験、高校受験、大学受験に関わらず、学力一発勝負以外に内申書+プレゼンの入試は増加傾向です。

今日は学力試験に対して対策しづらいこの試験にはどう対策すればいいのか、どんな心構えでいればいいのでしょうか。解説していきます。

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この記事を書いているのは?

カジきた先生

京都で小中学生向けの超少人数学習塾「カジきたラボ」幼児教育「カジきっず」を創業した現役講師であり経営者。1児の父でもあり、教育現場と子育ての両面から自ら学ぶ子を育てる教育を追求している。

小中学生へ向けた授業動画やお母さんへ向けたお役立ち動画をアップしたYouTubeは動画数1000本以上、毎月2万回以上の再生回数を超える。

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プレゼンは事前準備が95%

まず、知っておいて欲しいことは、プレゼンは事前準備の完成度でほぼ当日の結果が決まっているということです。

たまたま、当日はうまく話せた!とか、当日だけ失敗した!ということは少ないのです。

もし、そのような状態や気持ちになるというのであれば完全な準備不足です。

以前、私が上司から教わった「プレゼンはプレゼント」という言葉を私は胸に刻んでいます。大切な人へのプレゼントをいい加減に準備することはありませんよね。当日はどのタイミングで渡すのか、どのように渡すか、なんて話しかけるのか、一生懸命にシミュレーションするはずです。

それと同じように、入試でプレゼンがある場合は一言一句を覚えた上に、読んでいるような話し方ではなくなるレベルにまですらすらと話せるよう練習しましょう。

原稿を作らずに、箇条書きの筋だけを作ればいいよ!という方もいますが、入試レベルの大切なプレゼンテーションにそのスタンスで挑むのはお勧めできません。

もちろん、プレゼンを日々行なっていて、相当な場数を積んでいるようなお子さんであれば可能かもしれませんが…。

そんな子は全国レベルのプレゼン大会に既に出ていて、内申書提出の段階でかなり優位になっているでしょう。

独りよがりのプレゼンはNG

プレゼンテーションを初めて行う時には、恥ずかしさがつきまとうものです。

特に、普段から人の前で話すことに慣れていないため、学校で行われる練習以外に他の人に対して話すことがないままに、本番を迎えるという人もいます。

プレゼンテーションは時間通りに話すことや、原稿を覚え切ることも大切ですが、

それ以上に原稿自体がしっかりとしているかが重要です。

そのために、学校の先生や塾の先生、できれば親御さんに話を聞いてもらって、どんどんツッコミを入れてもらいましょう。

そして、内容をブラッシュアップしていけばよりよいプレゼンが完成します。

学校の友達に聞いてもらうという子もいらっしゃいますが、試験官に年齢の近い親御さんに聞いてもらった方が良いでしょう。

その点では、祖父母世代の方に聞いてもらうことも大変有効です。

質疑応答は完璧にすることがそもそも困難

大抵のプレゼンテーションは、ただ発表をするだけでなく、その後に質疑応答がセットになっています。

ある程度、質問を予測することはできますが、完璧にありとあらゆる質問に対しての回答を準備しておくことは困難です。

急な質問が来ても驚かないようにするために、親御さんや学校・塾の先生にプレゼンテーションの練習を見てもらう時には、質疑応答までやってもらうようにしましょう。

もちろん、その中で出た質問は当日も受ける可能性が高いため、完璧に返事をできるようになってください。

質疑応答をできるだけ良いものにする1つのコツは「聞かれたことにきちんと答えること」です。

回りくどく話した挙句、質問者が聞いてきたことは回答していないとなるお子さんが結構いるものです。当然、この場合は減点の対象となります。

回りくどく話して、結局答えられないくらいなら、初めに「大変申し訳ありませんが、分かりません。」などと説明し、次の質問を受けた方が良いでしょう。

質疑応答に関しては、事前準備ができない以上、試験終了後に

「あの時はこう返事しておけばよかったなぁ」

「なんで〇〇と答えなかったんだ!クソォ!」と思うことがあるでしょう。

それはみんな同じです。むしろ、落ち込んで次の試験に影響を与えないようにしましょう。

まとめ

以上、入試のプレゼンテーションと質疑応答への心構えと準備についてまとめました。

プレゼンは事前準備が命です。事前の練習で緊張感も下がり、成功率はアップしていきます。

できるだけ親御さんに聞いてもらって、当日までブラッシュアップを続けていきましょう。

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