英検や漢検っていつくらいに取ればいいんだろう?
そもそも、小学生のうちに取るのって早いの?
と質問を受けることがよくあります。
うちの子って英検や漢検を受けた方がいいのかなぁ?
悩んでいるのはきっとそのメリットを知らないから!英検や漢検のメリットを正しく知って、英検や漢検にチャレンジしてみましょう。
今回は、小学生が英検や漢検をとる理由3選というテーマで特集します。
小学生のうちから、英検とか漢検をとる意味ってあるのかな?
進学や普段の勉強でメリットがあるならやっておきたいなぁ✨
それでは、今回も学んでいきましょう!
英語や漢字の勉強法を習得できる
1つ目のメリットは、漢検や英検は普段の学習にプラスに働くことです。
まずは、漢検。
小学生には、漢字を覚えることが苦手な子がとても多いです。
原因として、やり方が分からないということを上げる子も多いのですが、実は単にやっている回数が少ないだけ、ということも少なくありません。
しかし、漢検の対策をしていれば、
- 漢検対策で学習をする
- 漢検の振り返りで間違えた感じをチェックする
- 学校の漢字テスト対策をする
という3ステップを踏むことになるので、学習回数も必然的に増えていきます。
漢検のために学習を行い、学校の漢字テストのためにも学習を行なったお子さんで、「やり方が分からない」という子には出会ったことがありません。
ですので、逆に漢字が苦手なお子さんであれば、漢検の受験をきっかけに学習方法を身につけるという手段もアリです。
次に、英検は?
英語が中1の壁になるって聞いたことがあるけど…
小学生のうちに、英語が苦手になるお子さんはほとんどいません。
しかし、中学1年生になった途端に壁にぶつかり、英語が苦手になる子が続出しています。
その理由は、
- 英単語が増える
- スピーキング中心から、ライティング・リーディング中心になる
- 文法を理解する必要が出てくる
これらが大きなハードルとなるのです。
その学習ハードルを小学生のうちに身につけておけば、テスト勉強もやりやすくなるほか、学習の遅れを取ることもありません。小学生が、中学生以降に使える英語を学ぶ理由としても、英検は最適なのです。
進学の役に立つ
2つ目のメリットは進学の役に立つという点です。
本当に、中学入試や高校入試の際に役立つかという観点から英検や漢検を見ていきましょう。
推薦入試で加点になる
推薦入試などの一発勝負ではない入試では、資格を持っていることで、加点になることがあります。
募集要項をみると記載されているのですが、数点から多い場合数十点の加算となります。
たった数点で意味あるの?
と思われる方も多いのですが、入試は合格・不合格のボーダーラインに何人もいるので、1・2点の差で合否が分かれると考えると、大きな意味があるのです。
内部進学でも加点になる
既に小中一貫校、小中高一貫校、大学附属校に通っている方にとってのメリットはあるのか考えていきましょう。
エスカレーター式で上がっていける学校であれば、志望するコースや類型に入るために資格が役立つことがあります。
大学にもエスカレーターで上がれる学校では、希望する学部学科に進むための助けになることがあります。
この項は学校が定めている条件に完全に依存するので、既に一貫校にお通いの方は、調べてみるか、先生とお話する機会に質問してみましょう。
一部学校によっては外国語・国際系学部で英検が、理系学部に数検が必要とされることがあります。
学んだ知識が入試で活かせる
以上を読んで、
入試に資格は使わないかもしれない…。
そもそも、
そんな先のこと分からないと思った方にも朗報です。
英検などの検定を受けるメリットは資格取得だけではありません。その過程で身につけた学習方法にこそメリットがあるのです。
英検の学習は英語の基礎を身につけることができるため、英語の成績アップに役立ちます。
実際に、私が教室で見ているお子さんでも、英検・漢検・数検のための学習をしている人は、学習がスムーズに進んでいます。
必要な最低ライン(目安)
では、英検や漢検、数検といった資格であればどんなレベルでもいいのか?
というとそんなことはありません。
英検5級や4級は一般的な小学生が取れるレベルなので、加点対象になりにくいです。(※偏差値がざっくり50以下の私立校などでは、英検5級・数検6級に対しても加点措置がある学校が多いですので取っておきましょう)
中堅校以上でも3級以上持っておくと、首都圏の高校入試では私立校で得点加算の優遇措置があります。
準2級で高加点対象となる公立学校が出始め、2級では多くの学校が、準1級以上ではかなりの強みとなります。
ちなみに中学生の英検3級の取得率は30%弱とされていますので、小学生のうちに取っておくにはそこそこのハードルとなります。
学校により、加点措置の対象は異なりますので自己責任で検索・調査をお願いします。
次の資格試験の勉強に役立つ
さらに、入試後のメリットがあります。
数検や漢検はそれ自体がゴールとなることが多いのですが、英検はその先に別の英語系資格の取得が存在します。その代表となるのがTOEICやIELTSです。
TOEICは今や社会人に必須の資格となっているほか、大学入試や大学の授業でも求められることがあります。
大手企業では、就職の際に英語系検定のスコアがプラスになるだけではなく、海外にも展開している企業では必須となることもあります。
グローバル化が急速に進む企業では、係長・主任クラスでTOEIC600点以上、グローバル企業の海外勤務にはTOEIC900点以上とかなり高いハードルが設定されています。
ですので、大学生や社会人になった時に、
「急にTOEICの勉強をしなくてはいけない!でも、英語系の検定なんて受けたことがない!!」
とならないようにするために、英検を小学生のうちから取っておくことがオススメなのです。
(小学生のうちからTOEICを受けることも可能ですが、少しハードルが高いです)
まとめ
英検や漢検を受けるメリットについて、
- 漢字や英語の学習法を習得できる
- 進学の役に立つ
- 次の資格試験の勉強に役立つ
といったことが挙げられました。
直近で役に立つことはなくとも、近くて中学生、遠くは社会人の時にまで役立つ英語系の検定か、普段取り組んでいる漢字を使った漢検、算数が得意なら数検にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
私は英検からやってみるね!
僕は漢字を得意になりたいから漢検から挑戦だ!
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