中学受験の志望校が決まってきたけど、志望校オンリーの1本勝負ってアリなのかな?
私立は授業料が高いし、
公立の一貫校を1本狙いしようと思ってるけど…
。
今回は、【一本勝負】併願校なしの中学受験はアリかナシか を特集します。
公立中高一貫校を一本狙いで考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、1本狙いをしていいか 結論からお話し、その理由と留意しておいて欲しいことをお伝えします。
ズバリ!公立中高一貫校を1本狙いしてもいいの?
それは… 家庭の自由です!でも、心得ておいて欲しいことをお伝えしますね
それでは、今回も学んでいきましょう!
1本狙いをしてもいいか
冒頭でお伝えしたように、公立中高一貫校を1本狙いしてもいいかというと「家庭の自由」です。
いや、そんな無責任なことを言われても…。
冷静に考えてもらえれば分かるかと思いますが、
中学受験は高校受験と異なり落ちても行く先があります。→地元公立に行けばいいのです。
そもそも、中学受験をしない過半数の人は地元中学に行く訳ですから、人生おしまいとかそんなことは全くありません。
じゃあ、軽い気持ちで受けてもいいかと言うと、それもまた違うのです。
次の章では公立中高一貫に絞るなら留意してほしいことを紹介します。
1本狙いをするなら留意すべきこと
公立中高一貫校は超人気で倍率が高い
公立の中高一貫校は、地元公立中学とほとんど同じ授業料で、より高い教育が受けられることから人気が非常に高くなっています。
首都圏では6倍以上、京都でも3倍以上が相場になっています。(2022年現在 ※例外もあります)
つまり、落ちる人の方が圧倒的に多いのです。そこに挑みに行くという覚悟を持ちましょう。
地元公立に行ってもよいか
落ちる人の多い試験に一発勝負で挑むということは、公立の地元中学に行くことを真剣に考えることになります。
お母さん(お父さん)とお子さんの双方が、地元中学への進学を現実的に捉えておくと万が一の際にもその後にあまり引きずらずに、次のステップへと歩んでいけることが多いです。
もしも、親御さんかお子さんのどちらかでも、「絶対に地元中学へ進学しない!」という意見をお持ちであれば、一発勝負ではなく、併願校を受けておくほうが良いでしょう。
中学受験を使ったマウント取りは厳禁
親
親側は、中学受験ママ友を作るとプレッシャーが高まりやすくなります。(知っておいてほしいのであって、作らないでではありません)
ただでさえ、緊張感が高まるのに自分からマウントを取りに行くことは件名ではありません。
周りはマウントをとって来ることが想定されます(有名大手進学塾に多い)が軽く受け流すようにしましょう。
一度マウントを取り始めると、子どものために始めたはずの中学受験が、お母さん自身のメンツを保つ中学受験になってしまいます。
そして、そうなってしまったお母さんは、お子さんが成績を伸び悩んだ時や下がった時、勉強への意欲が下がった時に悪い圧をかけてしまうことが多いのです。
子ども
子ども同士でも勉強ができること、難関校への受験をすること、中学受験塾へ通っていることでマウントを取りあうことがあります。
これは墓穴を掘ってしまう典型的なパターンなので、絶対にやらないように声かけをしてあげましょう。
勉強に驕りは大敵です。油断に繋がります。
何よりも、他人のことを気にしている暇はありません。
そもそも受けるだけなら誰でもできるし、マウント取りには本来なりません。一部の勘違いしている人が、中学受験塾へ通っているだけでマウントを取る、模試の結果が良いことでマウントを取っていますが、目的は合格です。間違えないようにしましょう。
万が一の際に、しかも地元中学に行くとなると特大ブーメランが待ち構えることになります❗️何も言わなければ、みんなと同じように地元中学に楽しく通えるのに、です。
適性試験対策を徹底しながら基礎学力も身につける
中学受験塾の公立中高一貫コースに通うと適性試験対策が中心になります。
公立中高一貫校は4教科試験ではなく適性型の試験が行われることが多いです。
公立中高一貫校以外の受験(例えば私立校)とは形式が異なるため、途中で変更が効きにくくなります。ですので、少しでも私立高を希望する可能性がある場合は、基礎学力は並行して身につけておくことが肝要です。
※適性検査対策で得た知識は私立校受験の際にも無駄にならないので全力で取り組み続けましょう。(適性検査型 私立校入試についても後述しています↓)
高校受験で逆転することを約束しておく
一発勝負かそうでないかに関わらず、「中学受験に落ちても終わりではない」という話を中学受験を志すご家庭にしています。
子どもにとっては初めての受験、お母さんによっても第一子の場合、初めての受験となることがあります。
落ちた際にこの世の終わりのようになる場合がありますが、そんなことはありません。
そもそも受験には努力と運の両面の要素があります。
なにより、中学受験は高学歴を目指すラストチャンスではないからです。
落ちたとしても逆転できる方法
中学受験で見事合格するに越したことはありませんが、地元公立中学に行ったとしても、逆転する方法を心得ておけば心のゆとりとなります。
心にゆとりがあれば、不要な心配をせずに済み、やるべき勉強に集中できますよね。
方法は至ってシンプルで、「中学1年生 1発目のテストから9割を狙い続け、通知表は「5」を取る。」ということです。高校入試には多くの場合、学校の評定(つまり通知票の数字)が用いられます。
良い成績を取る方法は様々ありますが、注意して欲しいのが部活です。<pcbr><spbr>忙しい部活に所属すると、勉強をするための時間と体力が無くなります。<pcbr><spbr>とはいっても、お子さんは中学に入ると様々な部活が魅力的に見えてきます。中学受験にチャレンジしている時から、高校での逆転意志を確認しておけば、子どもも忙しい部活を避ける傾向になることが多いです。<pcbr><spbr>運動部(強豪・強化部活は特に)・吹奏楽部など忙しい部活に所属しながら、難関高受験をするのはさらに覚悟が必要です。<pcbr><spbr>ましてや、親が忙しい運動部を勧めるのは矛盾しすぎなので、お父さんが運動部を推しそうな場合などは夫婦で話し合っておきましょう。
親が諦められる・粘る覚悟を持つ
中学に行けば子どもは意見が変わり部活に打ち込むかもしれません。一時的に勉強からは遠ざかる姿を見ることになるかもしれません。
中学受験の時に併願校を受けておけば…。と思うこともあるかもしれません。
しかし、そんな時にでも諦められる覚悟を持っておきましょう。今は、勉強よりもやりたいことがあるんだと。
そして、次のチャンス。つまり、高校受験や大学受験、そのときに結果を出そうと粘れる覚悟を持つことが大切です。
大学進学にお得な高校もあります。(指定校枠・提携校)
国公立大学・有名私大附属の高校もあります。
受験で先に弱音を吐くのは親ということを避けたいですね。
併願校を受験するメリット
中学受験で併願校を受験するメリットについてもおさらいしておきましょう。
まずは、地元公立校に通う可能性をかなり下げられることです。
特に志望理由がいじめや人間関係であれば併願校を受けてでも違う進路を進むべきなので、併願校の受験を検討してください。
次に、公立校受験までに、受験の場数を積めることです。
模擬試験も場数を積むためには、効果的だが受験本番はやはり格別です。
受かってから行くか、行かないかは自由なので、練習として受験本番よりも前の日程にある私立校の受験をするのです。(受験料や入学金は要確認)
最後に公立中高一貫校の適性検査に合わせた試験を実施する私立校も増加傾向であることです。
先に書いたものは、通常の私立校の試験でしたが、私立校が公立中高一貫校に寄せた試験形式を用意することが増えてきました。
これは、少子化による私立校の生徒数確保が主な目的ですが、受験本番の練習にもなるので是非受けておきましょう。
入るつもりのない学校を受験するのは失礼に思えるかもしれません。が、私立校側も折り込み済なので安心してください。むしろ、受験料収入が上がるのでWin-Winの関係となっているでしょう。
中学受験は柔軟に
初志貫徹も大事だが、柔軟性を失うと辛いです。特に親がガチガチに考え方を固めてしまうと、親子で大変なストレスと戦うことになるでしょう。
この記事には、公立中高一貫校一発勝負!を狙って見にきていただいた方も多いかと思いますが、私立も経済的に行けるのであれば併願校として視野に入れて行ってください。
むしろ、専願で私立もありかも!と思うくらいの余裕を持っていてもいいかと思います。(経済的にOKであればですが、学費免除や無利子の奨学金もあるので調べてみてください)
大前提公立中高一貫校は人気があるが、私立が劣っているなんてことはありません。
第一志望で必要とされるラインまで偏差値が上がりきらなかった場合は、併願では難しくとも、専願ではいける場合もあり得ます。
まとめ
中学受験、公立中高一貫校 一発勝負で知っておいて欲しいことを読んでいただきありがとうございました。
読んだ結果、一発勝負は変えない!!やっぱり併願校も考える!!どちらの考え方も正解です。今の判断がずっと未来まで正しいことはほとんどありません。特に受験まで日がある4、5年生は時事刻々、考えをアップデートできるようにしておきたいですね。
一本勝負で行くときはもちろん、受験は謙虚な気持ちが自分を守ることにつながるんだね
併願校も改めてさがしてみるよ!
この記事を読んでいる人には、こちらの記事もおすすめです!
https://kajikita-labo.com/kosodate/1290/
YouTubeでも情報発信をしています