とうとう、受験生になったと思ったらもう夏休み!
とはいっても、どうやって勉強をしたらいいか分かっていないようで心配…。
夏休みは受験生にとって重要な時期だよ!受験までにまとまった勉強ができるチャンスはこの夏が最後だから無駄にしたくないよね
夏休みは一年で一番長いお休みですが、ボーッとしていてはアッという間に終わってしまいます。
しかし、受験年度ではそんなことをしていられません。夏休みを無駄に過ごさないための目標の立て方を知って「最高の夏休みにしましょう。」
今回は、「成績を上げる夏休みの過ごし方」を特集します。
夏休みの宿題はすぐに終わらせる
夏休みといえば、夏休みの宿題です。
夏休みの宿題は子どもから見ると、途方もなほどの量に感じます。しかしながら、受験を考えているお子さんはそれに加えて塾の夏期講習とそれに伴って出される課題も上乗せされます。
受験生であれば1日6時間程度の勉強時間は慣れておきたいもの。
その予行演習として、学校の宿題をまとめて終わらせましょう。
算数(数学)や英語の問題集などは受験対策にもなりますので、サクサクと解いていきましょう。
自由研究や作文、絵の作品などがある場合はこだわりすぎると時間が無限にかかるので、1日やり込む日を決めて、その当日に完成できるものを選ぶと良いでしょう。
お子さんが自由研究や作品作りが好きで、時間を使いたいという場合は無理に止める必要はありません。
お子さんが遊び感覚で学習をしているところで中断させるのは勉強に対する意識にマイナスに働くことがあります。
究極の選択として、学校の宿題を一切させずに乗り切るというご家庭もまれに見られますが、おすすめは出来ません。
親御さんは大丈夫だとしても、お子さんが学校で宿題忘れをした人という目で見られ、心にダメージを負うこともないとはいえません。学校の先生からの印象も下がってしまうので要注意です。
どうしてもやるのであれば、内申点(授業態度・生活態度欄)が重要ではないか、小学校から中学校にいく調査書に載ることはないかなど、少なくとも受験に対してのマイナスがないかは親がしっかりと調べておくようにしましょう。
厳しい言葉を言いますが、難関校を目指すのであれば5教科の宿題くらいは3日くらいで終わらせて下さい。極端な話、宿題が出された瞬間から取り組み、夏休みのスタートではすでに宿題がない状態に持っていくくらいでちょうど良いでしょう。
夏休みの目標を3つに分けて立てる
夏休みに勉強をするとなれば何を勉強するか計画しなくてはいけません。しかし、学習計画を立てるのは結構難しいです
そこで、できるだけ少ない手間で実行できる目標の立て方を紹介します。
大目標
大目標は夏休みの終わりには何を達成しているかということです。
例えば〇〇の参考書を最後まで理解し切る、英単語帳の〇〇番までを覚えるなどです。
この大目標は夏休みの初め(できれば始まる前)に決めます。そして、この大目標を達成するためには中目標で何をすればいいのか落とし込んでいきます。
中目標
中目標では毎週の目標を立てていきます。
月曜日をスタートとする場合、日曜日には何が完成しているようにするかを具体的に計画します。
どれほどの具体性かというと、どの参考書のどの単元(ページ)までは終わらせるというところまで決めて下さい。
英語をする。1年生の数学をする。といった大まかな目標設定だと成功率は大幅に低下します。
計画は6日で達成できる量にしましょう。1週間に1日分の余裕を持たせておくことで計画倒れしにくくなります。
本当に計画通りできた場合は計画以上に進めることもOKですし、ご褒美として日曜日の半日をお休みにして遊んでもいいでしょう。
中目標は2週間先までの計画しか立てません。夏休みの終わりまで計画を立ててしまうと多くの場合計画変更が必要になって、変更のための時間がたくさん取られることになります。
小目標
小目標は毎日の計画のことです。
午前は国語の〇〇をする、午後は数学の〇〇ページまで取り組む、夜は英語の文法を〇〇ページまでする。といった感じで計画を立てましょう。
小目標は2日分を作って、1日が立ったら明後日の分を立てるという感じで進めていきましょう。夏休みの最初に最終日まで1日刻みのスケジュールを立てる子がいますが時間の無駄です。
計画は狂うものです。遠い未来までの計画を立てるとそれを修正するだけで大変な労力になります。
計画を立てるのも、2日分だけならさっと立てられそう!
目標を立てて勉強すると、中途半端に勉強することも無くなって、自分の成長も目に見えるし一石二鳥だね!
規則正しい生活を崩さない
うちの子は学校がお休みになった途端、昼夜逆転…。これは成績に影響するのかしら?
実は昼夜逆転の生活は勉強にも悪い影響を与えやすいんです!
規則正しい生活は健康にとっても不可欠です。しかし、それと同じくらい勉強にも強い影響があります。
まずは、最低確保して欲しい睡眠時間です。
中学生までに必要な睡眠時間は8〜10時間と言われています。ですので、最低8時間は確保したいところです。
さらには、塾や学校の補習に参加しているのであればその時間に目が冴えるように起床時間を設定します。
睡魔は起床時間の8時間後と22時間後に来ると言われています。
この時間から逆算すると、朝7時に起床すれば「午後3時と午後9時」に眠たくなることになります。
ちょうど8時間後は学校の授業が終わるタイミング、22時間後は塾に通っているのであれば授業が終わるころになります。
朝7時に起きることは勉強時間に目を冴えさせるために重要な時間設定なのです。
まとめ
夏休みを無駄にしないためには、計画的な学習と規則正しい生活が必要なことをお分かりいただけたでしょうか?
目標が立てられたら、あとはそれに従って実行するだけです。計画がうまくいかない時はその都度、多すぎたのか、少なすぎたのかなど振り返って、次の小中目標を設定する際に生かしていきましょう。
夏休み前にこの記事を見てくれているのであれば、まだ生活リズムは崩れていないはずです。
今の生活リズムを保てるように家族一丸となって取り組んでいきましょう。
まずは夏休みの前に大目標を立ててみよっと!
目標がはっきりしていれば、お尻が重い僕でもなんとか勉強をやりきれそう!
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