勉強が好きになる第一歩を踏み出せる方法【トガりをつくる】

勉強を好きになってもらうって簡単に言うけど、どうやったらできるかわからないから困ってるのよね…。

今回は、勉強好きになる第一歩を踏み出すための方法を紹介します。

いま勉強好きではないけど、勉強が好きになって欲しいお悩みの人におすすめの内容です。

勉強が得意だという人は、トガった知識を持っているところがあります。

トガりを持ってもらうことこそが、勉強を好きになるための第一歩としておすすめですということが本記事の内容です。

トガりを持つと良い理由は、

・自分を勉強を好きになるキッカケになる

・やり始めるハードルが低い

・周りからの評価が上がる

をはじめとするメリットが盛りだくさんだからです。

トガりを作るってなに?

僕は虫のことを調べるのが好きなんだけど、関係あるのかな?

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それでは、今回も学んでいきましょう!今回学ぶ内容はこちら。

目次

まず1つの教科、1つの単元でトガる

勉強が苦手な人は、1つの教科1つの単元でトガることから始めましょう。

苦手な単元を特定して、苦手潰しをすることも必要なのですが、苦手を遡るだけでは勉強がドンドン嫌いになってきます。

復習を一切しないのは不都合があるので、ルーティンのように復習は行ってください。

その一方で、趣味として興味を持ちそうなことだけをとことん調べる学習も行います。これがトガりを作るということです。

勉強というよりは遊びに見えるかもしれませんね。

一見すると学校の授業に関係なさそうなことでも構いません。(テレビゲームやアイドル芸能、ゴシップは除いてください)

どんなことをするか思いつかないという人も下でおすすめのトガりを紹介するので安心してください。

トガりが周りを底上げする

一つのトガりが生まれると、その周辺知識が持ち上がってきます。

周辺知識が持ち上がると、さらにその周りが持ち上がり、教科全体の知識が底上げされるのです。

ですから、初めのうちは学校の教科書に関係ないようなことをしらべていたとしても、どこかで学校の勉強と重なるところが生まれてくるのです。

ここまでくると成績も上がります。しかも、上がり続けるのです。

各教科1つの単元でトガる

1つの教科でトガりが出てきたら、他の教科でもトガりを作っていきます。

例えば社会の中で、トガりをたくさん作るのも悪くありませんが、同一教科内のトガりは自動的にできてきます。

ですので、次は他の教科でトガれるように働きかけを進めていきましょう。

具体的な例はあとで紹介しているのでぜひ記事の下までご覧ください!

博士的レッテルが承認欲求を満たす

わたしのように塾という仕事をしていると、「得意教科は何?」という質問をすることがよくあります。

この質問の答えかたでこの子が成績を伸ばしやすいか分かるからです。

算数が好き、国語が好き、理科が好き、社会が好き、なんでも構いません。はっきりと答えられた人は成績を上げることができそうだと感じます。

体育が好き、図工が好き、音楽が好きと言った人もOKです。

成績を上げることが一番難しい返答は、「好きな教科がない」です。

この返事をする子には、勉強に対してポジティブな感情を抱いたことがないのです。

できるかどうかもわからないことを続けるのは不安です。

ですから、不安を取り除くために「好きな教科は〇〇です」をまず作るのです。

その手っ取り早い方法がトガりを作ることなのです。

そして、トガりができてその知識を人に話す機会があったとき、「めっちゃ歴史に詳しいな〜!」「地理博士じゃん!」と言われるでしょう。

すると嬉しくてお子さんの承認欲求が満たされていきます。

そうすればもっと褒められたい、承認欲求を満たされたいという気持ちが生まれ勉強を自ら進めていくようになるのです。

トガりを持った人は、自ら勉強を進んでするようになります。そこを目指しましょう。

トガりを作る方法

マニアになる

超メジャーどころでトガってもいいですが、初めは教科に関係あるか、無いか分からないくらいマイナー所でトガってもOKです。

 

逆に少しマイナーどころでトガることがポイントです。

歴史で言うなら織田信長でトガるよりは、明智光秀でトガる。

徳川家康でトガるよりは徳川吉宗でトガる。

その理由は単純で、他の人から詳しいと思われるハードルが低いからです。

織田信長について詳しいひとはたくさんいるので、かなり調べたとしても他の人が知っている可能性は高いです。

それに対して、徳川吉宗について詳しい人は少数派。

「ぼくは歴史が好きです!特に徳川吉宗が好きです!」なんて言ったら「どうして徳川吉宗なの?」という相手の関心も引き出すことができます。

少し調べて出たことでも相手が知らないため、知識自慢のようなこともできるのです。

欲張らない

いきなりトガりを作ろうとして、大きな範囲を調べようとする人がいます。

このような場合は大抵成功する前に、体力が持たずに諦めてしまうことが多いです。

歴史なら歴史上の出来事1つ、人物1人から始めてください。

調べ切る前に周辺の人物や出来事のことを調べたくなってきますから、範囲よりもまずは深さを意識してください。

トガりを作りやすい教科

トガりを作りやすい教科には共通点があります。

それは、体験できる施設や場所があることです。

トガりを作りやすい教科を4つ紹介していきます。

社会(歴史)

歴史はお子さんにとって最もトガりを作りやすい教科です。

日本の各地には歴史上の人物に関係する名所・旧跡がたくさんあります。

さらに、テレビでは大河ドラマがあります。

加えて図書館には歴史マンガが置いてあります。

日常生活の中にフックが多い歴史こそ、1つめのトガりを生みやすい教科です。

トガりを作る流れを見ていきましょう。

歴史が好きになったのなら、次は国語でトガりを作ります。

歴史上の人物は、詩や俳句などを残していることがほとんどです。国語に変わったという意識をすることなくどんどん調べていってください。

教科書に載っていないことがほとんどですが問題もありません。

どんどん深めて行ってください。そうすればいずれその時代全体の歴史・文学のことを知ることになります。

そもそも、調べる家庭で本を読む、文章を読むことを繰り返すので国語全体の能力も引き上げられているのです。

社会(地理)

地理も歴史に次いで日常の中にフックが多い教科です。

旅行が多い家族であれば、地理が得意になる可能性はとっても高いです。

ただ旅行に行って満足するのではなく、お子さんに旅行先のことを調べさせて目的地を1つ2つ決めてもらいましょう。

修学旅行のように旅行先のことをまとめた「しおり」を作ると効果大です。

地理が好きになったのなら、次は理科でトガりを作ります。

旅行をしていると驚くほど、気候や地形の違いに気付きます。

北なのか南なのか、日本海側なのか太平洋側なのか、山の形や川の形、平野が多いのか海のすぐそばに山が位置しているのか、河口がどのような形をしているのか…。

日本中どこに行こうとも理科の知識があると楽しめることがグッと幅広くなります。

お母さんやお父さんが少し知っている知識を披露してもいいでしょう(自慢したり見下すのはNG)

お子さんが知識を身につけるスピードは速いので、時期に親御さんの知識量を追い抜いていくでしょう。

理科(生物)

生物はペットを飼っている人、虫取りや釣りが好きな人に向いています。

動物はこんな種類に分かれているんだ〜から始まって、動物園や少年科学センターのような動物や昆虫の解説がされている施設に足を運ぶと手っ取り早く知識が身につきます。

図鑑が充実しているのも生物のいい所です。昆虫を採集したら図鑑と照らし合わせてみる。この繰り返しをしていればかなり生物に詳しくなるでしょう。

犬を飼っているなら犬の図鑑を買ってあげましょう。犬のことが詳しくなったら哺乳類の本や動物の本を買ってあげます。

すると知識の裾野が広がっていきます。

図鑑は小さな子でもみるだけで楽しめます。小学校低学年からトガりを作るキッカケが欲しいなら、生物が一番おすすめです。

理科(天体)

天体は万人向けでは無いですが、ハマり込んだ人はとことん極めることが多いです。

しかも、今まで出会った天体好き人の中に成績の悪い人はいませんでした。(私だけ?)

星空は田舎であればいつでも見ることができますし、都会であればプラネタリウムに行けば満点の星空を見ることができます。

星座にはそれぞれ伝説や物語があって、お話好きな女の子にもおすすめです。

完全に余談ですが、星空を見上げて「あの星は〇〇だよ!」とすかさず言える人ってめちゃくちゃかっこよくありませんか?

不純かもしれませんが、ふとそんなことを言える人がいたら男女問わず惚れてしまいますよね。ドラマの設定でもよくあります。

天体が好きになると、プラネタリウムを見るために科学館へ定期的に足を運ぶようになるでしょう。

科学館には天体以外にも科学や物理を体験しながら学ぶことのできるものがたくさんあります。

ですから、天体のことが詳しくなると同時に化学のことや生物、物理についても詳しくなっていきます。

最後に(まとめ)

今回は、勉強を好きになる第一歩は、「トガり」をつくることで踏み出せるというお話をしました。

まずは自分の中に1つの強みを生む。

すると釣られて周りの知識も底上げできる。

さらに周りの人から「〇〇くんは物知りだ!」と言われることで自己承認欲求が勉強によって満たされていく。

そうすれば学びのサイクルが周りだし、お子さんの成績をあげていくのです。

まずは、1つトガりを身につけて、勉強好きになるキッカケを得ていきましょう!

得意なことがあるってことは、勉強にとってすごくプラスになるんだね!

虫についての図鑑を買ってもらって、虫博士になるぞ!

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