中学受験で合格している家庭には共通点があるのかな?
そして振り返ると今年合格した人やすでに合格して小中一貫校、中高一貫校に通っている人に共通点を見つけることができました。
今回の記事では見事中学受験に合格してきた生徒さんに共通するポイントをまとめます。
中学受験に受かる子にはどんな共通点があるのかな?
もし、うちでも真似できることがあればやりたいなぁ
合格率を上げるには、塾で授業コマを取りまくったり、合格実績のよい塾に入ればいいのでしょうか。
もちろん要素の1つとしてはあるでしょうが、家庭での取り組む姿勢と家族の協力の仕方が合否を大きく分けています。
ということで、その中身について大きく3つに分けて解説していきます。
それでは、今回も学んでいきましょう!今回学ぶ内容はこちら。
どんなに細くでも続ける
高校受験や大学受験を短距離走だとすれば、中学受験は長距離走。
同じ受験でもその性質は大きく違います。
ですので、息切れを起こして諦めたくなる場面がしょっちゅう出てきます。
そこで、「強い叱責」をしたり、逆に「やらなくてもいい!」といった声かけは決して行いません。
今はモチベーションが下がっているから、1問でもいいから減らしてやろう。という量を減らすが決して0にしないという声かけを行っていました。
どんなに小さな1、いや0.1や0.01でも積み上げれば大きな果実になるのです。
お母さんの距離感が絶妙
お母さん、お父さんを含む親との距離感は中学受験においては大きな差に繋がります。
お母さんがベタ付きで勉強を教えなかったから落ちたんだ。と自分を責める人がいますが全く異なります。
私の感覚では、難関校に合格しているお子さんに、お母さんが常に横に座って勉強をしていたような人はいません。
その証拠に、今回合格したお子さんの親御さんはフルタイムもしくはそれに近い時間で働いている人でした。
また、既に小学・中学受験に合格している人を見ても、同じくお母さんはお忙しい人です。
お母さんがついて教えているという訳ではないということが見えてきました。
思春期に入ろうとしているお子さんにとっては、実のお母さんだとしても常に横に付かれることはストレスになります。
勉強だけでもストレスは蓄積されるので、それ以外のストレスはできる限り排除したいのです。
お母さんの役割は困った時にサポートに回る、いわば「秘書」。
例えば、
- 勉強がスムーズにできるように、学習環境を整えてあげる。
- 集中力に影響しないような食事を作る。
- 塾の先生と連携をとって、今の状況を把握する。
これらのことをすることがお勧めです。
勉強自体はお子さん自身で行うことです。水泳の練習だって、泳ぐのはお子さんです。
そして、教えたり、質問するのは水泳の先生です。
勉強もスポーツと同じであることを意識していただくと、接することができないというストレスもだいぶ減るでしょう。
兄弟が協力的
合格している人の兄弟・姉妹に着目してみると面白い共通点が見つかりました。
家事や遊び、旅行などで兄弟での協力を普段からしていることが合格者を見ていて分かりました。
兄弟で一緒になにかを成し遂げる。
例えばお留守番の間の食事を協力して作る、荷物が重そうだったら持ってあげる、1人でお買い物に行くことが難しかったら付いて行ってあげるということから始めてみましょう。
すると、協力的なことは生活の一部となり、勉強面での思いやりにも繋がっていくのです。
勉強についても普段からグイグイ教えては来ないが、聞かれたら答えてくれるという関係がありました。
全ての問題について聞けば答えてくれるというわけではなく、ちょっと考えたらわかるような問題を聞いた時にはちゃんと断り、自分で考えるように促すのです。
考えて分からなくても、塾の先生に質問できるので大きな問題はありません。それに、そこまで残る問題数も少ないので塾でもサクッと解説できるのです。
受験生にとってはもちろん、ご兄弟や塾にとっても大変プラスになりました。
その子がすごかっただけじゃない?
合格したのはたまたまその子が優秀だったんじゃないの?
という反論も出てきます。
私の関わったご家庭は2〜4人兄弟・姉妹でその全員が受験に合格、もしくは公立校でも成績上位に位置しています。
ということは、やはり家庭での親御さんの関わり方や兄弟との関係が共通している場合には、成績がよい状態になれるということです。
つまり、どのご家庭でも家庭での接し方を、成績の高い家庭と同じようにすることで成績アップの習慣を身につけられるのです。
まとめ
中学受験において第一志望に合格をした人に共通することは、
- 細くても続ける
- 家族の距離感が絶妙
- 兄弟が協力的
の3つでした。
細かなポイントについては、別記事で特集していく予定です。
今年も受験にチャレンジする生徒さんとそのご家族をウォッチしていくので、新たな気づきがあれば追記するか新しい記事で特集します。
合格をしている子には家庭での過ごし方や接し方に共通点があったのね!
もちろん、合わせて勉強をすることをお忘れなく!
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