先日塾の面談で膨大な授業コマ数を提案されたんだけど、本当に取る必要があるのかしら?
今回の記事は、学習塾には通っているけど、週に2回以下の通塾を行っている中学生とそのご家族へ向けて書いています。
特に個別指導式の学習塾にフォーカスを置いて記事を書きました。
塾におすすめされたら何も考えずに申し込んでいたけど、だめなの?
成績を上げたいなら、とにかくたくさんとったほうがいいような気もするけど…。
それでは、今回も学んでいきましょう!今回学ぶ内容はこちら。
塾のおすすめは一度考えてから!
塾側がコマ数アップをおすすめするのは2パターンに大きく分けられます。
お子さまにとって、本当に必要な場合と売り込みイベントが実施されている時です。
1つ目の本当に必要、つまりこの状態が続いては成績を維持することが困難で成績が下がっていったり、志望校への合格が厳しいと判断された時です。まず、このパターンであれば検討に値するので、ぜひ塾に相談にいってみてください。
問題は2つ目です。
塾が用意したチラシやキャンペーンでコマ数の増加を提案された時です。これは、お子さまにおすすめしたいというよりは、塾生全員に一斉で提案される内容になります。
もし、必要もないのにキャンペーンに乗っかってしまっては、何のために授業数を増やしたのかが分からず、成績アップに繋がりにくいということが起こり得ます。
塾側のキャンペーンはあくまでも「塾の売りたいタイミング」なのです。
ですから、本当に必要なのかを一旦考えましょう。本当に必要そうだ、塾の言う通りにすれば求める成績アップが実現できそうだ!と理解した上で契約することをおすすめします。
もちろん、お客さまである親子のタイミングと塾側のプッシュしているタイミングが合えば最高ですね❗️以前から考えていて、たまたまキャンペーンが実施されたのであればチャンスです。
コマ数を増やすべきタイミング
しかし、コマ数は絶対に増やさない!塾の営業トークにのってたまるか!と頑なに授業コマを増やさないという選択肢を取っては、それもまた成績アップを妨げることになります。
そこで知っておいて欲しいのが、効果的なコマ数増のタイミングです。
では、どのような時にコマ数を増やせば良いのでしょうか。
親子どちらかが必要性を感じたとき
コマ数を増やすべきなのは、やはり「親もしくは子」が必要だと思った時です。
これは塾の授業だけではなく、物を買う時も同じですよね、
セールスされて買うよりも、自分が欲しいなぁと思った時に買ったときの方が後悔が少ないですよね。
なにより、「塾の授業数を増やさないといけないと気付いている」ということは、「成績の低下や目標との乖離に気付いた」ということです。
この状況は早く脱するのに越したことはないので、塾へ相談をするか、ネットや書籍で情報収集を始めましょう。
高校入試1年を切ったとき
高校入試まで1年を切る2月ごろ。このタイミングでも、授業コマ数を増やすのはおすすめです。
その理由は、受験までちょうど1年前かつ、時間的に比較的余裕のある3学期だから。
3学期の取り組み方は以下の記事で詳しく書いているのでよかったらみてください。
中2の最後まで学習を進めていて、苦手がどこにもないお子さんはほとんどいないはずです。
できれば、3年生は入試演習に割り当てる時間を伸ばすために、苦手は2年生のうちに解消しておきたいのです。
ですから、入試に必要で苦手な教科の授業コマを取るようにするのです。加えて、苦手な教科を週に2回以上に変更するのも、大変有効な手段です。
特に数学と英語の2教科については、教えてもらうことによる成長効果が得られやすいので、同じ教科を週2回以上取ると成績の伸びが期待できます。
ただし週3回が上限で、毎日のように極端なコマ数にしても途中からコマ数と成果は比例しないようになってきます。
その理由は、宿題に取り組む時間がなくなり、自分で考える時間がなくなるから。
成績はインプットしている時ではなく、自分で考えている時に伸びるのです。
2段階に分けるのもアリ
今のところ週2回しか塾に通っていない子が、急に3コマ・4コマと増やすのには抵抗がある人もいるかと思います。
でしたら、2年生の3学期に「週1から週2」、新学年になったら「週2から週3」というように段階を踏むとスムーズに移行できるでしょう。
あくまでも、目標との差を詰めたい!成績を上げないとまずい!もっと勉強したいという場合にコマ数を増やすべきなんだね!
もし、塾におすすめされたらしっかりとその中身を聞いて、納得してからコマ数の変更をしよっと。
この記事を読んでいる人には、こちらの記事もおすすめです!
https://kajikita-labo.com/kosodate/1290/