3学期は最後の学期だから、うちの子は油断してゆっくり過ごしているけど、大丈夫かしら…。
3学期は一番短い学期で、卒業式などのイベントも多く勉強に打ち込まないお子さんも多いです。
しかし、この3学期をいかに過ごすかで、1年後「泣くか」「笑うか」が変わります。3学期のおすすめの過ごし方を今回は特集します。
3学期はテストが1回しかないし、イベントも多いから思いっきり楽しもっと!
勉強はテスト前だけ詰め込んでもいいのかなぁ?
3学期を「受験生0学期」と捉えて取り組むべき3つのこと
基礎固めを行う絶好のチャンス
3学期はテストが1回しかなく、その前後の期間も長くあいた学期。
1・2学期はテスト間隔が最短1ヶ月となっている時期があり、ほとんどをテスト対策に当てなくてはいけません。そうすると、基礎学力の定着を図るための復習に時間が割り当てられないのです。
中学1・2年の夏休みも本音を言えば苦手潰しに使って欲しいのですが、部活の練習が連日あったり、宿題が膨大にあったりしてできないこともありますよね。
ですから、3学期でその遅れを挽回するのです。
テストまで日がある3学期こそ基礎固めに取り組みましょう。
学年末の内申を取りに行く
入試に使われる成績は各学年の学年末がほとんどです。
つまり、今学年の成績を覆すことができるのは3学期だけ。
都道府県・市区町村・学校法人ごとに3学期の成績の出し方は異なりますが、最近は1〜3学期の通算となっています。
つまり、1・2学期に成績を落としてしまっている人は、その分上乗せしなければならないということです。
さらに成績はテストの点数だけではありません。提出物や、授業態度はもちろん、主要5教科(数学・英語・国語・理科・社会)以外の副教科(保健体育・技術家庭・美術・音楽)については発表態度も見られています。
ふざけているような態度は百害あって一理なし。
自分も他人も得しません。
残されたラストチャンスをものにするために、3学期はテストや提出物にいつも以上に注意しましょう。
入試までの1年で何をするか計画する
来年に入試がある人は、入試1年前がいつかご存知ですか。入試日程の多くは3学期中にあるため、もう1年前に突入します。
目標の志望校・偏差値に到達するためには入試までの各月に何をすればいいのか、逆算して計画を立てていきましょう。
まずは春休みまでの約3ヶ月を苦手克服に当てましょう。
その3ヶ月も1週間もしくは2週間ごとに細かく分けて、短期的な目標を設定します。
苦手克服の手順
苦手の克服をする時には、まず苦手を知らなくてはなりません。
一番手っ取り早いのは今までに取り組んだ定期テストの間違いをチェックすること。
間違えた問題を今一度やり直して正解できるようであれば苦手は克服されて身についています。もし、繰り返して間違うようであれば問題集を使って復習を行う必要があります。
もし、定期テストを保管しておらずやり直せないのであれば、1年生の範囲からを網羅的に載せているテキストを購入することがおすすめです。
そして、躓きが多い単元を洗い出した後でその問題を掘り下げていくのです。
復習する単元は1週間で応用までを復習すれば、3学期だけでも12週間、つまり12週間の単元を克服できます。
テストに3週間を用いたとしても9単元できるのです。
もし、計画せずに日々を過ごしていたのであれば、おそらく1単元も苦手は克服できないでしょう。(経験上、気がつけば3学期を終えています)
学年末テストへの準備も忘れない
但し、テスト前3週間については学年末テストへ向けたテスト対策を行なって、テストの点も確実にゲットしにいきましょう。
テスト前1週間でテスト対策をするという人が一番多いですが、今回からは3週間前に前倒しをしましょう。
まずは、課題提出の定番があれば、範囲をまだ聞いていなくても、手をつけておきましょう。今学校で取り組んでいるページまでは確実に宿題になるので、損することはありません。
一番避けなければならないのは、テスト前に課題の山積み状態になること。
学校の先生は、学生のみなさんがテスト勉強をするようにという目的で出した課題も、やらなくちゃいけないという義務感に変わり、とりあえず終わらせるという目的に変わってしまいます。
宿題を終わらせる目的で取り組んだ場合、恐ろしく頭に定着していないのです。
ですから、課題に追われるという状況は事前に防いでおいて、テスト対策に集中できる環境を整えるのです。
まとめ
3学期は入試まで1年を切る大切な学期です。
4月を過ぎると受験本番を見据えて本格的な取りくみが始まり、まわりの人たちも伸びてきます。
繰り返しますが、3学期は基礎を固めるラストチャンスです。
春になってから基礎を固めていると、偏差値がどんどん下がってモチベーションも下がります。
ですから、テストまでまだ時期があるタイミングですが、勉強に対する油断はしないように進めていきましょう。
入試までもう1年を切っているんだね!
合格という大きな目標に辿り着くために、小さな目標を達成してくぞ!
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