うちの子、家で勉強している姿をみている姿を見ないけど大丈夫かしら…。
このようなご相談は多くのお母さまから寄せられます。
全く見ないわけではないが、塾や学校で出された宿題をやっている姿を見るものの、それ以外の姿は見ないというご心配は非常に多いです。
家で勉強する子って真面目な性格の子だけなの?
塾でたくさん授業をとっている人が成績トップになっているだけじゃない?
今回の記事では、家庭学習を習慣づけしてもらえるために効果的な方法を3つ紹介します!
学習時間を固定する
1つ目は学習時間を固定することです。
習慣化することを自らの意思に頼るということは、失敗の第一歩です。
今日は何時、明日は何時とバラバラの時間設定をしたり、やる気になったらやる。ということをしていると、今日はいいか、となっていつしか学習習慣は消えてしまいます。
ポイントは毎日の習慣と勉強習慣をセットにしてしまうこと。例えば歯磨きや、朝晩のご飯はすでに毎日の習慣になっていますよね。
この歯磨きや、朝晩のご飯の前後に勉強の予定を入れると習慣化が成功しやすいです。
リビング学習の場所を作る
お子さんが子供部屋を欲しがったことはありませんか?
もしくはすでに与えているでしょうか。
実は小学生のお子さんにとって、部屋で1人で学習するのは並大抵のことはありません。
集中力がもたないのです。
大人の方でも静かな家での読書な勉強で集中力がもたなかった経験はありませんか?
カフェや電車に乗っている時の方がむしろ集中できた経験をお持ちの人も多いかと思います。
親や兄弟の目線、適度な雑音があることで学習が捗ります。
中断したり、サボったりするとバレてしまう。その適度な視線が良いのです。
ですから、勉強の習慣化を始めるときには、自分の部屋よりもリビングなど他の人の目がある場所をおすすめします。
ただし、集中力を削ぐことを他の人がやらないようにしましょう。
具体的には同じ部屋でテレビ番組を見たり、スマホを見ながらゴロゴロするということです。ご家族のご協力が成功の秘訣です。
家庭学習ノートを作る
物事を継続するためには達成感が不可欠です。
その達成感を感じされてくれるために使うツールが家庭学習ノートです。
家で勉強する時に、チラシのうらや不要な紙の裏に解いているという人は少なくありません。
計算の過程も同じく大切なので、出来る限りノートに書くようにしましょう。
そして、ノートには使った冊数を書いておきます。すると、自分の努力の量が目に見えるようになります。
わたしの運営している学習塾、カジきたラボでもたくさんのノートを使って生徒さんに学習してもらっています。生徒さんによっては半年で10冊以上を使うお子さんもおられ、その子はクラスでもトップクラスの成績を維持しています。
まさに、ノートをたくさん使って勉強するお子さんは学習習慣が身につき、成績を高い状態を維持しているということを目の当たりにしています。
とはいっても…という意見もありますよね
学習時間固定への反論への理解
習い事が多くて、毎日同じ時間に勉強できない!という意見もあるでしょう。
であれば、曜日ごとの学習時間を固定しましょう。ほとんどの習い事は1週間をサイクルにして予定が立てられているはずです。ですから、各曜日ごとの計画表を作成することで解決できます。
そして、一目見て分かるように、リビングなど家族の目につくところに貼っておきましょう。
リビング学習の場所への反論の理解
「うちは狭くてそんな場所はない!」という声も聞こえてきそうですね。
しかし、どんな広大な面積は必要ありません。部屋の角に1m×1m程度の机と椅子のセットを置いてあげてください。
90cm幅の机があればかなり広く使えます。学校の机が60〜75cmですので、それよりもひとまわりから、ふたまわりの大きい机が使いやすくおすすめです。
家庭学習ノートへの反論の理解
ノートがもったいないという意見も理解できますが、ノートは一冊高くても250円です。
安い5冊パックのノートを購入すればそれよりも安い金額で購入することもできるでしょう。
少なくとも塾を1時間増やしたらノート10冊分以上の金額になってしまいます。ノートを使った学習はコスパも抜群の家庭学習方法なのです。
まとめ
家で勉強するって性格によるのかと思っていたけど、そんなことはないんだね!
成績トップの子は、塾で詰め込んでいる子ではなくて、自分の力で勉強できる子!そんな子になってもらえるように、日々の過ごし方を見直してみましょう!