なんでうちの子を塾に通わる必要があるんだろう?
あなたは、学習塾に何を求めますか?言い換えれば塾に大切なお子さんを通わせる目的です。
一番ストレートな塾の目的といえば、『成績の向上』と『志望校への合格』。ほとんどの塾において目的の一つとされています。
とりあえず成績を上げたいから、塾にはなんとなく通わせているという人も実は多いんだとか…。
塾の役割とは?
学校の補完役
現在の学校現場は、大変厳しい状況に置かれています。社会現象にもなったゆとり教育から方向転換し、週休5日と脱ゆとり教育の両立という相反する内容を実行しようとしているからです。
授業の内容はたいへん多く、かつ週休完全5日で行わなくてはなりません。夏休みの削減や、授業時間の延長を行われているところもありますが、決して十分とは言えないようです。教職員の方も自身の時間を使い、工夫を凝らした授業を行っておられますが、根本原因の解消にはなっていないように感じます。
学校は基本的に学習指導要領に従って学習を進めなくてはならない&集団行動であるため、勉強についてこれない子がいても待つことはできません。
学校の遅れを塾でバックアップする、「補習」塾が存在しているのはまさにそのためでしょう。
変化してきた塾への期待
10年前と現在の塾の目的は変わっていないのでしょうか?平成初期より前の時代における塾の役割は進学支援の一本柱であったといって問題ないでしょう。
現代においてもこの目的は決して不滅です。ですが、個別指導塾をはじめ通信制の塾といった時代に合わせて新たな塾スタイルの塾が生まれています。しかも、その教室数は右肩上がりです。
現代の隠れた塾の目的
現代と昔の塾の役割は、家族の構成が変わっているのに伴い、変わりつつあります。
今では夫婦共働きが珍しくなくなっています。一昔前までは鍵っ子はあこがれの存在になるほど珍しかったですが、今や半数以上が鍵っ子なんてことも。
お父さんの給料だけでは生活が苦しい場合に、パートにお母さんが行く。その価値観は古くなったかも知れません。
会社での男女差もなくなり女性の方が仕事を続けたいと思えるような場面も、ものすごく増えました。
また、女性は主婦として家事に専念!というステレオタイプもなくなりつつあります。生涯学習という目的で、ヨガや習字など自身に費やす方も多いです。
自分に必要な時間も長く必要ですから、その時間を捻出するためにお子さんを塾に通わせているんだそうです。おうちに放っておいては心配ですし、ゲームばかりしていては良くないですからね。
塾も使いようによっては、お子さんの安全と成績を守りながら、ご自身への将来への投資の時間に充てるということができるんです。
塾通いで親子共に幸せになる
塾に通わせる目的は家族によって人それぞれですが、共通しているのはお子さんが幸せになってほしい、家族が幸せになってほしいということです。
お子さんの成績が伸びるだけではなく、お子さんから手離れする時間を増やし、親御さんが活動するという、親子ともども幸せになれる塾の活用法もあるんです。
各ご家庭のライフスタイルやお母さまの実現したい時間の使い方を改めて見直して幸せな将来をめざしましょう!
塾に行く目的がはっきりしていると、塾の先生にもどういう指導をしてもらうたいかを正確に伝えられるよ!