【中学受験】模擬試験は受ける?3つの目的と注意点

同級生のAくんは、〇〇模試と△△模試を受けてるんだって!

模試を受けたら土日が潰れちゃう!!

中学受験を始めて考えるお母さんにとってはどうすればいいのかわからない問題ですよね。

特に中学受験塾に入っていない人は誰に聞きけばいいかも分からないし、塾は通わせているというお母さんも、塾の言いなりで全部申し込めばいいの変わらない…。

今回はそんな模擬試験に関するお話しをいたします。

単に受けた方がいいよ!受けなくていいよ!という表面的なものではなく、受けた方が良い・受けなくていい理由と、回数、何社の模試を受けるべきかまで深掘りしていきます。

わたしは京都で、小学生、中学生を中心とした教室、カジきたラボを運営しています。机上の理論だけでない、現場での私の実体験を皆さんにお伝えします。
目次

受けるべきかどうかの結論

中学受験をするのなら、模擬試験は受けるべきか。と言われれば、ずばり、『受けるべき』です。

どうして、模擬試験を受けるべきなの?

それは本番の試験までに付けておきたい3つの力を、模擬試験を通して得ることができるからです。

その1 現状の学力を測ることができる

受験するというのは、当日いきなり行ってラッキー受かった!残念!落ちちゃった!というものではありません。

受かりそうかどうかは、模擬試験を受けることで判断することができます

模試の結果には今のレベルに見合った学校やワンランク上げた時に目指すことのできる学校が分かります。

その2 試験の雰囲気に慣れる

試験というものはどれだけ普段の成績が良くても、当日の体調やメンタルが強く影響します。

模擬試験のように多くの子どもが一つの部屋に集められ、ものすごい集中力で問題を解き続けるという経験はほどんどのお子さんがしていません。

環境の変化や、他人の動きに敏感なお子さんはそれだけで普段のモチベーションを発揮することができなくなります。

ですので、予行演習として模擬試験を受けておくと、入試本番の緊張感も緩和されるのです。

その3 試験へのやる気を出せる

大学受験や高校受験は早い人で2年生の初めから、多くの人は2年生の夏から冬にかけてスタートします。

対して、中学受験は標準とされているコースで4年生から、早い子は3年生から始めています

ここで気付くことは1番長い受験が中学受験であるということです。

にも関わらず、お子さまは1番幼いわけです。

ということは、息切れを起こすこともしばしばあります。

そんな時に、外部から刺激を受けられる模擬試験はモチベーションの維持にもってこいなのです。

学校の成績でも分かるんじゃない?

模擬試験なんて受けなくても、学校のテストや通知表で成績がわかるという人もいるのですが、高校受験や大学受験ならまだしも、中学受験ではその考えを捨てた方が良いでしょう。

小学校のテストでは極めて短い範囲を、習ってすぐに行います。

しかも、中学受験では学校で習っていないことが普通に出題されます。

学校で習っていない問題ばっかりだった…。

ということもザラであります。

中学受験用の対策を打っていないと、いまどのレベルなのかの予測も難しいのです。

中学受験塾にいくかどうかは置いておいて、模擬試験は受けた方が良いでしょう。

どの学校や偏差値を目標にして、成績を上げなくてはいけないのか、十分にレベルに達しているのかを確かめましょう。

模試はどうやったら受けられるの?

都道府県や市町村により実施されている模擬試験は異なります。

地元の私立中学や高校を会場にして実施されており、申し込みは書店でできることが多いです。

Googleで調べてみましょう。

たくさん受けた方がいいの?

塾に行っている人は塾内で実施させていればそれを受ければ十分です。

2社、3社と受けているご家庭もたまにありますが、そこまでする必要はないかと考えます。

もちろん、年に1回や2回違う会社の模試を受けることは模試の精度を確かめるのに役立ちますので、やっていただくとプラスになります。

1番まずいのは2社、3社の模試を全ての回で申し込み、毎週何かしらの模試がある状態になることはあまり望ましくありません。

小6の後半など追い込み時期ならまだしも、小5くらいでしたら土日の片方くらいは空けてあげましょう。

塾でやった課題や模擬試験の振り返りをして、少しは休む時間に割り当ててあげるのです。

まずは1回受けてみよう!

模擬試験は初めて受けるお子さんにとっては緊張する場ですし、試験も無料ではありません。

しかし、合格をしなければ元も子もありません。

ほとんどの模試は5000円以下ですので、一回も受けたことがないという場合は受験をしてみましょう。

但し繰り返しますが、欲張って何社も毎年受けるのはお子さまにとって逆効果になります。

全ての回を受けるのは1社にして2社目、3社目は年に数回で十分でしょう。

模擬試験について詳しくは、都道府県名+中学受験+模試と検索してみましょう。

動画でも解説しています!より詳しいお話もしていますので、ぜひご覧ください。

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