中学受験に合格させる母親のたった一つの共通点+絶対にやらない3つのこと

中学受験を目指しているんだけど、母親として子どもにどう接したらいいかわからない!そんなお悩みを受けることも少なくありません。

そんなお悩みを解決したいと思い、私の経営している塾でもたくさんの相談を受けてきました。

そこで、それらの困りごとに近い内容がまとめられた本がないかな?と書店を探していたところありました!

たなかみなこさんが書かれた、「中学受験で超絶伸びる!受かる家庭の習慣」です!この1冊を読んで、私の経験とも重なり、中学受験を目指すお母さんに共有したいことを今回書いています( ´ ▽ ` )

まず、中学受験に合格するお母さまの多くは、勉強について子どもと塾に任せているという共通点があります。

完全放置をしているという訳ではありません。お子さんに困りごとがあれば、サポートしてあげることのできる状態でいるのです。

問題の解説は、塾の先生に任せて、それ以外の生活面や、親子だからこそ聞くことができる悩みの解決をお母さまがやってあげましょう。

それでは、やってはいけないこと3つを紹介します( ´ ▽ ` )
目次

ネガティブワードを言う

ネガティブワードとは、「どうしてここを間違えたの!」「だから、ダメなんだよ!」というものです。

言葉というものは人を作ります。

ネガティブな言葉を言われているお子さんは、その言葉を頭の中で繰り返し自分に投げかけ、自分のことを認めてあげられなくなります。

すると、親が言わなくても、自分はだめなやつだ、自分は勉強ができないんだと頭の中で繰り返しているのです。

そうなれば悪い成績を取ることに抵抗がなくなったり、自分を責めて勉強に手がつかなくなることもあります。

命令する

命令するように子どもに接していると、お子さんから自主性がなくなります。

言われたことをこなすだけでいい、言われなければやる必要はない。

そう考えるようになります。

成績を最後に伸ばす子は、自分から勉強する子です。

勉強する、わかるようになる、成績が上がる、嬉しくなってもっと勉強する。

この循環を回そうとすると自ら勉強する意欲が不可欠です。

子どもの課題に介入する

お子さんは、学校や塾から課題を出されているはずなのに、やっていないような気がして心配なことありませんか?

また、ちょっと見えた回答欄がめちゃくちゃでつい口出しをしてしまうことがありますよね。

やるか、やらないかということに口出しをすること、

わからないと質問されたことに答えること。

これは問題ありません。

しかし、聞かれていないことをいきなり解説し始めたり、間違いを片っ端から指摘することはやめましょう。

子供にとって課題は、学校の先生や、塾の先生と交わした約束です。

それを何も知らない大人に指摘されると勉強をする意欲が落ちてしまいます。

話した内容が塾や学校でそのまま役に立てばまだしも、多くの場合では先生と親のいうことや教え方に齟齬が生じてどちらを信じればよいのかわからないという状態になります。

親と塾、学校の先生全ての信頼性が落ちるのでいいことがありません。

まとめ

ここまでお話ししたことをまとめると、大切なのは指導や教育ではなく、共感です。そして、お母さま自身の課題は、ご自身がその極限状況でも、子供を支え、なによりご自身を支え続けるというご自身の不安との葛藤です。

不安はかなりのものでしょう。

しかし、生まれてまだ10数年しか経っていないお子さまは現場で頑張っているのです。

ダメだったらお子さんの価値はなくなるのでしょうか、お母さんの価値は下がるのでしょうか。

そんなはずありませんよね。だから、どっしりとした心構えでいきましょう。

実際に、中学受験を経験して、残念ながら公立進学や第二志望以降への進学となったお子さんも、次の受験では、受験を経験していないこと大差をつけて成績を伸ばします。

今回の結果に囚われず、長く続く親子の関係、そしてお子さんの人生を通してみてあげることこそが、中学受験で大切な考え方です。

なにより、これらの考え方をしているとお子さまよりも先にお母さまやご家庭がパンクしてしまうことも珍しくありません。お母さま自身が、熱くなりすぎてはいませんか?

親子は敵やライバル、上司部下の関係ではありません。

ともに合格へと歩みを進めるパートナーのはず。

二人三脚もリズムを合わせずに一人が全力で走っていてもこけてしまうだけで前には進みません。

こんな問題が欲しいなぁ!問題をたくさん解きたいから、コピーしておいて欲しいなぁ!そんなふうに、お子さんが力を借りたい時にそっと手を差し伸べてあげることのできる存在になってあげて下さい。

お母さま、お父さまはお子さんのポジティブマネージャーなのです。

もし、お子さんに近づきすぎているな、言いすぎているなと思ったお母さまがいらっしゃいましたら、今回のお話心の片隅に置いていただければ幸いです。

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