もうすぐ学期末、もしくはもう終業式が終わった、というご家庭にお子さまが持って帰ってくる通知票。その結果は、お母さまも期待と不安で見ることになるのではないでしょうか。どうすれば、通知表の結果、内申を上げることができるのかが今回のテーマです。
こんにちは、京都の学習塾が発信するメディア『カジきたドットコム』です。YouTubeでも同じ動画をアップしているので、是非ご覧ください( ^ω^ )
今回は、「通知表の内申を上げるには? 学校の成績の付け方を知る」がテーマのお話です。
通知表を見せるのって、やっぱり緊張するんです。
学期末になったらお子さんがご自宅へもって帰ってきてくれる通知表。通知表の中身を見るときドキドキされる方も多いのではないでしょうか?
おこさまも、「見せるの緊張するな~」と言ってもじもじされていませんか?
今回の、通知表の内心を上げるには?学校の成績の付け方を知る では、オール5を目指すお子さんに注目してお話しします。
別の回では、真ん中くらい(オール3)のお子さまへ向けた内容や、オール1に近いお子様へ向けた内容のものを用意していきます。
塾ではいい成績!なのになんで『5』がつかないの!?
私どもの塾、カジきたラボにいるある男の子も、学年末の通知表を見せるときいつもドキドキしているようです。
それは、一発物のテスト、例えば学校外で受ける模試や、学校で受ける全国統一小学生テストのような外部のテストでは、良い点数、それこそ90点近くを取ってくる子がいるのですが、なぜか通知表では三段階で真ん中の成績ばかり。
お母さまもこればかりは頭を抱えられていました。
オール5を取るための戦略
お母さまの不安を取り除くには、通知表の評定を上げちゃいましょう。でも、お母さんはその手立てがわからず、95点のテストを98点、99点を目指してやろうと張り切られていました。つまり、ノーミスが唯一の目指す道だったのです。
但し、クラスのトップ3くらいの成績ならまだしも、4位、5位くらいですと、攻め方が変わってきます。
その為には、まず攻め方を知る。学校の先生が通知表をどうやって付けているのか知りましょう。
通知表の評定の出し方とは?
まず、通知表の評定を例えば5にしたいのなら、小学生ではカラーテストで90点以上をキープする。
できれば、95点以上を維持してください。
カラーテストとは、教材会社から買っているテストのことで、先生の手作りのものとは異なります。
これは結構なハードルに見えますよね。
実際、小学校のテストは問題数が少なく、配点が高い問題が多いので計算問題のような簡単なものなら一問で5点、文章題なら問題と答えがそれぞれ10点、合計20点つけられていることも珍しくないです。
もちろん先生の手作りテストも一生懸命取り組んでください。
漢字などでは先生がオリジナルの問題を作っている学校が多く、点数も記録されています。できる限り90点以上取りましょう。
こうなると、知識が不足している場合は論外になり、ケアレスミスをいくつ潰すかがポイントです。
絶対評価って聞いたけど、それでも5が付かないのはナゼ?
昔とは違って、成績を付けるときは相対評価から、絶対評価に変わってきました。クラスの中で上位何人は5、その下何人は4というように決まっているのが「相対評価」で、人数の枠組みがなく、担任の先生の裁量で成績を付けられるのが、「絶対評価」です。
先生もみんな『5』にしたいけど、現実的にムリ!
しかし、現実問題先生は学年や学校での均衡を取るために、ほぼ「相対評価」になっていることも珍しくありません。
考えてみてほしいのですが、先生が気に入ったクラスだからと言ってほとんど全員オール5にすることはあり得ますか?
あったところで、他のクラスや学校の先生、生徒さんは不平等だと言い出して、大問題になりますね。
通知表の作られ方
そこで、成績を付けるために大まかなルールがあるのですが、まず第一はカラーテスト。ですから、90点、できれば95点以上取っておくことが大切なんです。そして、第二に提出物です。こちらも明確な記録として残せるので、忘れた回数がある人から5の候補生から落とされていきます。
これでも、きわどいところで競って、通知表を一段階下げたいと思った先生はどこを見るんでしょうか。ほとんどの先生の成績の数字として表れる記録はカラーテストと提出物で終わってしまいます。
テスト以外で成績が付くのが学校の通知表
なんだと思いますか? 実は、授業態度です。授業態度は感心・意欲・態度とも言われ、発表や授業以外での掃除などの活動も入ってくると思っていいでしょう。
先生のお手伝いを率先したりする子は高くなり、浮いて行動したり、発表に意欲的でない、ましてや授業中におしゃべりをしている子はどんどん通知表の成績が下げられます。
文字のきれいさも入ってきますね。国語以外の教科でも、字が汚いとやる気がないとみなされかねません。
授業態度は数値ではなく、先生の感覚というざっくりとしたもので決められるある意味神の手なんです。
成績をあと何人か下げたいなと思ったら、授業態度が悪い人から下げられます。 あと、成績がいい子でも、音楽や図工などの副教科をいい加減にやっている子はもったいないです。
小学校は多くの学校で担任がすべての教科を見ているので、その子自体の印象が悪くなり、メインの教科の成績に響きかねません。
例えば音楽では大きな声で発表する、図工で手抜きをしない、絵なんかは顔を書くのであれば大きく書いて、細かなところまで書き込む
通知表の成績が上がことによるメリット
通知表の成績がよくなったらめっちゃうれしい!学期末に通知表をもらうのが楽しみになる!のはもちろんですがそれ以外にもいいことがあります。
一番大きいのは、進学に影響することがあることです。まず、推薦を受ける際に志望校で受けることができやすいということです!
推薦を受ければ、入試の時期が早く、他のクラスメイトよりも早く受験戦争を抜けることができますし、一般の入試よりハードルが低いところで合格を勝ち取ることもできることが多いです。
志望校に推薦で行ければ最高ですね。
オール5を取るために必要な3つの行動
学校の成績を上げようとするのなら、下の3つを実践しましょう^_^
- 絶対提出物は忘れない
- 周りの目を無視してでも、大きな声であいさつと発表
- 副教科だからと力を抜かない。音楽も大きな声で歌う。体育は苦手でも一生懸命取り組む
なんだかんだ言って、結局は人間だから。
結局は先生も人の子ですから、一般的にいういい子、先生の授業を一緒に進めてくれるような子をいい成績にしてしまいます。お母さま自身が学校の先生になったとして、自分だったらどうするかを考えてください!どうですか?
学校のテストではもちろんいい点数を取る、それに加えて授業態度を見直していきましょう。
完璧な超人を目指すようなアドバイスになってしまいましたが、オール5を目指すというのはそういうことです。
学校での評価を変えるために、お母さまだけでなくお父さまなどご家族みんなで協力していきましょう。